CHTHONIC / Battlefields Of Asura
1. Drawing Omnipotence Nigh
2. The Silent One's Torch
3. Flames Upon The Weeping
4. A Crimson Sky's Command
5. Souls Of The Revolution
6. Taste The Black Tears
7. One Thousand Eyes
8. Masked Faith
9. Carved In Bloodstone
10. Millennia's Faith Undone
11. Autopoiesis
93/100台湾出身のエクストリーム・メタルバンド、CHTHONICの8thアルバムです。2018年の作品♪
聴こう聴こう、そう思っていて最初に手を出したのがこの最新作・・・f(^_^;コレでよかったんだろうか?まぁでも最近の作品から入って聴いてみるのも良いですよね♪台湾出身というなかなか珍しい感じもしますが、もうアルバムも8枚目なんですな~。すでにベテランと言ってもいいのかな。さてさて、その最新アルバムの出来映えはどんなもんなのでしょうか?聴いてみます!!
1. Drawing Omnipotence Nighはとてつもなく不気味なサウンドから緊迫感を感じさせるアルバムのイントロ。
2. The Silent One's Torchはとてもメロディックなギターリフと凄まじいボーカルのスクリームでスタート!なんとまぁ激しいデスボイスでしょう!!エクストリーム極まりないな・・・。シンフォニックな味付けが加わってきて聴きやすさも高いですね。スタスタと軽快なドラミングで疾走していくスピード・チューン☆ギターソロが超カッコいいです!仄かに民族調のメロディを聴かせる特徴的なソロですな~(;つД`)
3. Flames Upon The Weepingは暗黒面を強調したシンフォニックなサウンドからクワイアが入り、またもエクストリーム感抜群のボーカルのスクリームが!たまらないな~!!自然とドンドン音のボリュームを上げていってしまう・・・(笑)叫びまくるボーカル・ワークに見事にハマりました。そしてギターフレーズもクサみがあり最高♪うねるような流麗なギターソロには悶絶、悶絶です!!
4. A Crimson Sky's Commandはよりいっそうシンフォニックでメロディアス、悲壮感の漂う切なすぎるメロディが胸を打つミドル~アップテンポ・ナンバー!ボーカルの地の底から響くスクリームにザクザク刻むギター。何よりたまらんのがメインとなるメロディの美しいこと・・・(T-T)疾走曲ではありませんが、キラーとなりうる魅力たっぷりな楽曲ですね。丁寧に構築美を見せつけるテクニカルなギターソロもイイねぇー!
5. Souls Of The Revolutionは激しいドラムからストロングなギターリフを操り、どっしりと重厚な雰囲気で突き進んでいくミドルテンポ・ナンバー♪オリエンタルなメロディ中心にキャッチーな旋律を聴かせてくれますね。荘厳な男性コーラスがたまらん!そのあとは突如アグレッシヴに爆走!この展開には悶絶しますね~。そして笛の音色が激しくクッサ~い!(*´ω`*)
6. Taste The Black Tearsは重戦車のようにヘヴィに突貫するアグレッションの高いミドルテンポ・ナンバー。シンフォニックなアレンジに民族音楽的なメロディがあわさり、とてもキャッチーで引き込まれていきますね♪またもや中盤辺りからスタスタと疾走!部分的にスピードを上げて聴き手を飽きさせません。ブラストビートも入りギターも弾きまくりですね(T0T)終盤で聴くことのできる勇壮な旋律にメロメロです。
7. One Thousand Eyesはザラついたギターリフとシンフォサウンドに、ボーカルの強烈なデスボイスが加わっていくミドルテンポ・ナンバー!この曲も叫びまくるエクストリームなボーカルの存在感が大きいですね。手数の多いドラミングにも注目したいですな!もうお決まりの疾走パートではオリエンタルでオリジナリティ溢れるコーラス・パートが入ります☆ギターソロはメタルらしさ満点のピロピロ弾きまくるタイプですね♪
8. Masked Faithはなんの楽器だろう・・・何となく暖かみも感じさせるメロディアスな、静寂を漂わせる2分くらいのインストです。
9. Carved In Bloodstoneはボーカルの勇猛な歌いっぷりからスタートするインパクト大な楽曲ですね♪スピード的にはミドルテンポですが、相変わらずギターリフがカッコよく、何重にも重ねられたコーラス・パートがとても迫力があって聴き込んでしまいます!展開的にはややプログレッシヴな一面も見られるかな・・・?そんなに複雑ってわけじゃないですがf(^_^;3分くらいの短めな楽曲です。
10. Millennia's Faith Undoneはもう頭の血管がブチ切れてるんじゃないかってくらいのボーカルのスクリームが凄すぎます!ドライヴィンなギターフレーズに、ブラックメタル調のメロディも加わりカッコ良さ抜群(´;ω;`)実質的にアルバム本編のラストを飾るだけあって壮大でスケールの大きな楽曲ですね♪女性ボーカルの優しげな歌唱の後の弾きまくりなギターソロに悶絶!ザクザクと刻みまくるリフも非常にクールです。更に疾走するドラムに乗っかり歌い上げるパートもあって、盛り上がりどころ沢山なラストになっています!
11. Autopoiesisはアルバムのアウトロ。イントロと同じような不気味なサウンドでこの作品の終わりを告げていきます・・・。呟くような声も入ってホラーテイストが(;´д`)
さ、最高や・・・。
こんな素晴らしい作品を作り上げるバンドがいただなんて!
今まで知らなかったのが恥ずかしいくらいです(>_<)
過去の作品を一切知らない私は、この作品が最高傑作かは分かりません。しかしこのクオリティの高さはいったい何なのでしょうか!?
聴く前はちょっぴり、民族音楽っぽさが強すぎたら嫌だなぁ・・・なんて思っていたのですが、聴いてみたらコレがまた良いバランス!エクストリームなヘヴィ・メタルをベースとして、そこにオリエンタルで独自性の高いメロディを自然な形でアレンジしていますね。メタルっぽさがしっかりあるから、聴いていて本当にカッコいいと思える、そんなアルバム!
ボーカルの存在感がまず凄まじい。エクストリームな魅力抜群のスクリームをバンバンぶちかましてくる最高のボーカリストですね♪一聴してすぐに気に入ってしまいました☆
ギタープレイについてはカッチリとしてメロディアスなフレーズが多く、それでいてテクニカルなパートもしっかりと弾きこなす、かなりの技術を見せつけてくれます。ボーカルの迫力やシンフォアレンジに負けてしまっている部分もホンの少しだけありましたが(^^;まぁそれは全然気になるほどではないです。
ドラミングもバッチリ安定して各楽曲のボトムを支えています。ブラストビートも加えてアグレッション全開!スタスタと軽快に走りまくるパートでもその存在感のアピールしています♪
このバンドの最大の特徴である民族楽器も、効果的に使われていると感じました。あまり耳にしない音色なので、より一層際立ってそのメロディを追ってしまいました。
アルバム全体で見ると、捨て曲はまったく無くハイ・クオリティ!曲の長さも3~4分台で綺麗にまとめられていてスッと聴き通せてしまいます。特に前半に良曲が多く聴くことができた気がしますね。
2. The Silent One's Torchと
3. Flames Upon The Weepingの連打で悶絶し、早くも心をガッチリと掴まれたところへトドメの
4. A Crimson Sky's Commandが!!この時点でノックアウト確定ですな。アルバム前半のクオリティが高すぎて興奮してしまいました・・・。後半も、最初の名曲連打ほどではないにしろ、キラーな楽曲が盛りだくさんですぞー!p(^^)q
こりゃあ、過去のアルバムをなんとしても遡って聴いてみなければならんな・・・!!後追いのファンですが、是非応援していきたいです♪
キラー・チューンは、選ぶのが非常に難しいですが・・・エクストリームなハイスピード・ナンバーが数ある中で、疾走せずともその素晴らしいメロディで私の心を鷲掴みにした
4. A Crimson Sky's Commandを選ばせていただきたいと思います!